精米です。

勝手場に置いてある軽量米びつのお米があと一升となり精米をしました。
 
去年暮れに中古で仕入れた除湿機能付きの保管庫6俵入りです。冷房はありません。
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それまでは10俵入の大きなブリキ製缶がここに置いてあって毎年梅雨過ぎから虫がわいてきます。
夏の高温多湿では仕方ないです。親戚からJA米を買って入れてました。
新米を入れる時の内部の掃除も結構、手間がかかります。
そこでこの保管庫に切替ました。
 
保管庫の内部です。
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去年から僕が田んぼを初め米がまともに出来ない時のために4俵仕入れた残りが後、30キロと少しだけになりました。
これが片付けば去年~自分の作った「あいちのかおり」超大粒米をこの中で籾保存します。
今は籾摺りしてからず~と、いとこの家の土蔵みたいな涼しい所に預かってもらってます。
いとこの家は10俵缶をずーと使ってますが虫はわかないと言ってます。
昔からの蔵造りは大したもので再認識です。
 
保管庫の上部にファンが付いていて自動制御で除湿しますが・・。
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小さい蛾が20位いました。全部取り出して2重に敷いてある床材も外して掃除しました。
6月から電気をつなぎましたが、遅すぎなのか、電源コードが適当で良く電源が切れてた事があったのせいかも。
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昨秋に購入した籾摺り精米機です。やり始めからお世話になってる岐阜の農機具店の息子さんが届けてくれました。ここの店のお父さんが、泣く子も黙る「への字の殿堂」井原豊氏を生前にお招きし、講演依頼をされてます。
そんなこの子はうちで唯一の新品機械です。
他の農業機械は全て中古です。見習いが新品で揃えるなど問題外です。
自分用の軽乗用、軽トラもその部類です。
農業機械でこの子が一番高く28万位だったかな?費用は大蔵省のお袋から出てます。大奮発してもらいました。
でも今年2月に自然農法に出会ってからは井原氏も唱えてる脱石油化にも揺れています。
とりあえずは進む羅針盤だけは見失わずに遠回りするかもですが進み続けます。
 
後に使用感有りの同等機種が1桁後半でヤフオフに出てましたが。
これは小さな輪が付いていて軽い力で移動ができます。
左側へ籾を投入すると自動的に右側の精米の投入口へ落ちてきます。
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右サイドに丸い円すい状のが逆さに2つあります。
奥のが風圧で籾ガラと粉塵を選別して飛ばすサイクロン装置です。
ホコリが凄く少ないです。透明ビニールのダクトを庭の木に縛りつけて粉塵だけ外へ飛ばします。
籾ガラはサイクロンの下に据え付ける袋に落ちます。
 
このJA玄米は右側の投入口からへ入れて精米開始です。
精米だけは粉塵が全然出ないのでダクトは不要です。小糠が落ちて貯める袋を手前のサイクロンにぶら下げます。7部部搗きです。
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この今日~開封した中にも小さい蛾が少しわいてました。
 
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勝手場の米びつには30キロ入りますが 早く食べないと蛾がわくので この画像の20キロ位で終了です。
以前は穀象虫も一杯わいてました。
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この小屋までは母屋から離れを通り電気がつながってます。 この100Vダブルモーターの機械は籾摺りと精米を同時に全開ですると機械が怒ります。電圧がドロップして性能が発揮出来なくなるので電力不足のランプが点滅します。
ランプが灯いたり消えたりのところまで籾摺り量を落とします。
精米の方が時間かかるので・・。
精米効率は60キロ/h位です。
 
子供の頃はヤンマーの水冷発動機から平ベルトを真ん中でクロスさせて動かす大掛かりな機械で籾摺りだけで70俵。暗くなっても裸電球を灯けて2日掛かりでした。
今は自家消費米だけのようなものですからこれでじゅうぶんです。
終わると自動で停止するお利口さんです。
 
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これがなくなり次第いよいよ自作・籾保存の米がその都度食べられます。
玄米は1ヵ月で味覚が落ちるけど、籾保存は3年経っても新米の味が保たれる・・ですが。
 
今日袋から出したこのJA玄米の中の青米の様子。去年9月収穫分です。
青米が入ると美味しくなるとJAが言ってるみたいです。
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収穫時の味くらべでは自分のより粒はかなり小粒でしたが旨かったです。収穫後9~10ヶ月経ってからのはお楽しみです。